銀行印不要で出来る銀行口座の「落とし穴」

優良ショップがお客さんにクレームを受ける… その理由が「銀行印」にあった? 「お客さんから、『クレジットカードで二重請求された!』って言われて怒られたけど、身に覚えがない…

 これ、5年ほど前に、とあるネットショップさんから聞いた話やったんです。じつはこの原因の一つに「銀行印」があったんですわ。

 このショップ運営の方。別にやましいことはなんもしてませんでした。逆に、2回に分けて商品を購入した人に「一括で買えば割引になるから、その価格に変更してあげよう」と、良心的に対応してたんですわ。

 ほな、何でこんな事になったんか? 実はお客さんのクレジットカードがデビットカードやったんです。
 クレジットカードは一般的に、決済(商品購入)して一月ほどしてから引き落とされます。しかしデビットカードは決済直後に引き落とし。そのため、「商品購入直後」に一度引き落とされ、さらにその後。ショップさんが割引した「新たな金額を設定した直後」に引き落とされたんですわ。
 ショップさんからすれば、引き落としは後日だろうから、金額修正で問題ないと思ってたのが、二重の引き落としになってしまったって訳です

 「ショップさんがデビットカードって分かってたら、対応できるやん!」ってお思いかもしれませんが、無理なんですわ。だって16桁のカード番号など、形式はクレジットカードと全く一緒。要は普通のクレジットカードと見せかけてる(言葉が悪くて関係者には申し訳無いですが)んで、区別のしようが無いんですわ。

 …で、長くなりましたが、ココからが本題。
 実はこのデビットカード、銀行印不要の銀行口座で作られるヤツなんです。

 前回、銀行印は口座の開設の時ぐらいしか使わんって書きましたが、実はもう一つありました。それがクレジットカードなどの自動引き落としの申請書類を出す時

 そ、カード会社などが「後になってお金を勝手に引き落とすけど、それを認めるよね?」っていう契約をする時に、銀行印が絶対必要になるんです。
 ネットバンクなどの「銀行印の無い口座」はそれが出来ないんで、決済直後に引き落とすデビットカードを発行してるって訳ですわ。

 少なくとも日本では「後払い」が前提のクレジットカード。ほやのに、「その場で支払い」のデビットカードが紛れ込む事で、たまにこういった変な現象が起きてしまうんですな。「銀行印不要」が、意外なところで影響を及ぼす一例として、覚えておいて下さいな!

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