こんな「開運はんこ」を求めてる人は幸せになれない

開運はんこが欲しいと とやかくうるさい注文をされたおばさん数年前にあった実話なんですけど…。

おばさんがやってきて、「開運のはんこが欲しい」「下の名前のはんこで」「接点(はんこの縁と文字が接触する数)は○○個で」と言う依頼があったんです。

で、まあこの方が妥協しない方で…
「ご指定の接点数が多いので、フルネームにされると作りやすいんですが…」と言っても「ダメ!」
「縁起の良い接点数はほかにあると思いますが…」と言っても「ダメ!」

仕舞いには、
「私、最近運勢が悪いの。今まで仲良かった人にも敬遠されるようになったみたいだし… だから絶対運勢を変えないといけないのよ!」と力説するほどに。

当時、対応したのは店主ですが…
横で聞いていた僕は、あと少しで言ってしまうところでしたわ。

お客さん、そのワガママっぷりが自分の運勢を下げてしもうてるんとちゃいますか?

って。

結局、その方は注文されずに帰られました。
でも、正直それでよかったと思います。
「妥協しない」事は大事かもしれませんが、度を過ぎると単なる「ワガママ」になってまいますからね。
こういった方がはんこを手に入れられても、あまりいい方向にはならないと思うし、お客さんにとってもはんこにとっても不幸ですからね。