「おしゃれはんこ」が大抵「オシャレ」やない理由

はんこ本体も印影もオシャレなはんこ? それ、結構難しいんですわ タイトルが似てますが、前回の「おしゃれはんこ」が「オシャレ」とは限らんと断言する理由 とは違うコンテンツです。

 前回、「はんこ本体がオシャレでも、他人が目にするんは印影やからそっちがオシャレでないと意味無いで」って話をしました。

 ほな、「はんこ本体がオシャレで、印影もオシャレ(綺麗)なものを選べばいいんちやうの?」ってなりますよね。
 でも、実はそれってメチャクチャ少ないんです。少なくとも材質がプラスチック系のはんこやと絶望的なレベルでしょう。

 実は「おしゃれはんこの印影は、往々にして手抜きで作られてる」んですわ。

 どういう事? って思いました? 実はおしゃれはんこって原価が結構高いんです。で、高い原価を補うために、ほとんどの店は彫刻にコストを極力かけないようにして売ってるんです。
おしゃれはんこの印面 先日書いた、激安で文字コードを入力するだけで彫れるはんこ彫刻機。おしゃれはんこのほとんどがこの彫刻機で彫られています。印影は手抜きなんでオシャレって言うには程遠いデザインですし、印影デザインはほとんど同じ。
 僕に言わせたら、下着は高級ブランドやけど一番目に付くところは量販店の安物っていうファッションで「オシャレよね?」って思いながら歩いてる様なモンなんです。そう考えると、ちょっと…というか、かなり複雑な気分になってしまいますやんね?

 ちなみに、「ちゃんとした職人におしゃれはんこを彫ってもらおう」って選択肢もありますが、技術料が全然違います。多分値段は倍ぐらいになるでしょう。

 それでも貴方は買いますか? 残念ながら、いくら「本体より印影が綺麗なほうが大事」と言っても、値段が倍になるって言うと躊躇する人がほとんどやないかと思うんです。これが「難しい」って言う理由なんですわ。

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