入門時代は1日10時間、1本平均30分程度で彫刻しておりましたので、大体1日20本、少なく見積もっても10本以上の印章彫刻を行っていました。
意外に思われるかもしれませんが、印章彫刻で大事な事は無駄なく効率よく彫ること。ですから熟練の印章職人は例外なく早彫りが得意なんです。
師匠の二葉一成先生などは角印を30分、法人印を1時間で彫るほどの実力を持っていました。さすがに私はそこまでは出来ませんでしたが、代わりに数をこなしました。丸一日中彫刻したこともあるほどです。
彫刻本数については、独立後も多く彫っていましたので、計算すると総彫刻本数はゆうに10万本を超える事になります。
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