実用印見本

「末田亮介」
書体:印相体
画数が少ない文字・多い文字が混じっていても、バランスよくなるよう工夫している一例です。
フルネーム実印で最も多く選ばれる「印相体(いんそうたい)」でデザインした印影です
印相体の元となる文字「篆書(てんしょ)」では「亮」の画数が多く、他の漢字の画数は少ないため、全体としてのバランスをどのように調整するかがポイントとなります。
バランスを調整する方法は二つあります
- 一文字ずつの面積を変えて調整する
- 画数の多い漢字は線を省略し、少ない漢字は線を増やす
この二つの方法を巧みに使い分けることが職人技に繋がります。
この印影では「末」「介」の線を増やし、「田」は少し線を増やしてやや面積を小さくすることで、全体的な線と空白のバランスがよくなるように調整しています。
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