象牙(上) 直径15mm

象牙

アジア・アフリカ近辺の象の門歯を「象牙」と言います。たんぱく質成分(人間で言うと「爪」)である牛角と違い、主成分がカルシウムのため非常に硬くて重厚感があります
なお、象牙は英語で「アイボリー」と言います。つまり象牙の色は純白ではなく、若干黄色を帯びており、なおかつほんの少しだけピンクがかっているものが最高級のハード象牙といわれています。
なお、象牙は冷暗所に保管すると色が濃くなる特性があり、逆に蛍光灯に長時間当てると白味が増します。象牙を漂白する場合もありますが、当店でお客様のお断りなく漂白品を販売いたしません

象牙のグレード

象牙は牛角と違って大きくて丈夫なため、芯以外のところが主な印材として使われます。右の図のように中心に行くほどグレードが高くなっていきます。
当店ではこのうち「中」と「上」のグレードを主に取り扱っております。「並」は品質が悪くてお客様にお渡しするには忍びないという理由で、また「芯持ち」「横目」は高価である割に脆いと言う理由で取り扱っておりません。
ただ、「特上」も含め、どうしてもご入用と言う方にはお見積させていただきます

象牙断面の模様

象牙の品質の見分け方は、断面にある格子状の模様です。この模様が細かいほど、そして交差角度が90度に近いほど良いとされています。
ただ、象牙には模様が見えないものもあり、それが細かすぎて見えない上等品荒すぎて見えない悪い品のものがありますのでご注意下さい

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