2006/11/23 木曜日

印鑑の適正価格

Filed under: 日記 — 番頭 @ 0:39:47

「はんこで5億稼ぐ道」
これについて、印鑑業界からの意見や、番頭独自の意見を申し上げたいと思います

はっきり言って、書籍の主体となっているネットショップについては、業界からは批判的な声が多いです。

「安すぎる! そんなことだから客が高いと言って逃げるんだ」とか
「本に印材の値段なんか書くなよ!」とか…

しかし、番頭はこの書籍の内容について、全く何とも思っていません。
これは先方が「業界のことなど1ミリも考えない」(これは書籍内に書かれている言葉です)主義だから言っても仕方がない…という意味ではありません。
むしろこのやり方は歓迎すべきだと思います。

その前に 番頭の業界に対する考え方を申し上げます。
番頭はあくまで業界全体のことを考えているつもりです。
ただいま申請中の特許も「印鑑業界全体が潤う」ことを目的にビジネスプランを立てております。

ただ、これだけフランチャイズや新興勢力が増えて、業界全体が飽和状態になっている中で、業界関係者全員を救えるなんて不可能だとも思っています。
そうなると、苦労して技術や高い評価を得た印鑑店が生き残り、そうでない印鑑店は廃れる…
これは仕方のないことだと考えております。

話は変わります
先ほど書きましたが「本に印材の値段なんか書くなよ!」 ですが…
書いたら何が悪いんででしょうか??
もし、「黒水牛の仕入れ値が300円から1500円なんてお客が聞いたら、1万円〜3万円で売っているのがぼったくりだって思われるだろ!!」と思っているのなら、その考えは危険です。

粗利益が3%で何故ぼったくりになるのでしょうか?
ぼったくりと思われても仕方のない仕事しかしてないのでしょうか?
それとも、仕事はしっかりしてるのに、説明できる自信がないのでしょうか?

番頭は声を大にして言いたいです
自信を持ってこれが適正価格だとお客に説明してください
説明できないのなら値下げしてください。

と。

番頭は4月に店に出るようになってから、店長が暇を見つけたらパソコンに向かって、一字一字印鑑用の書体を作っているのを見ています。
「野田フォント」の完成から10年以上経っているのにです。
木口(はんこ)、書道の両方で大阪府知事賞を受賞した文字のプロフェッショナルである店長が、「もっといい書体を作ろう」「同じ時でもバリエーションを増やそう」と言う意思を持って。時間をかけて作っているのです。
はっきり言って、他の印鑑店は書体をそっくりそのまま真似する以外に追いつく方法はありません。

そこまで手間暇かけている書体を用いているのに、「利益1万もらいます」とは言えないのでしょうか?
番頭は言えます。これが適正価格だと!
いいはんこ屋ドットコムは、印鑑の価格を下げることで、自らの適正価格を主張しました。
番頭は違います。
あくまで弊店店長が長年の歳月をかけて作った情熱の結晶を持って、適正価格を主張いたします。

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